一夜限りの関係のはずが、隠れ御曹司から執愛されています
「それで今度の懇親会に彼氏を連れて来てって言われていて」
はぁと布団の中でため息を吐く。
「すみません。こんなしょうもない話を……」
「いえ。話してくれてありがとうございます。今、少し起きれますか?医者からは起きたら水分を摂るようにと言われて、あと食事も普通に食べて良いって言われたので、小春さんが寝ている時に作ったんです」
「えっ?真宮さんが作ったんですか?」
「はい」
お金持ちの食事はお手伝いさんとか、専用の人が作ると思ってた。それか外食とか。ああ、そうか。私がいるから今日は外食もできなかったよね。
「すみません。私、そこまでお世話になるわけには……」
「せっかく小春さんのために作ったんです。食べてくれませんか?マズかったら、残してくれて良いんで」
そう言われると、断われない。
私のために作ってくれたんだし、残すなんてもったいない。
私はゆっくりと身体を起こし、真宮さんに案内されながらリビングへ向かった。
「広い……」
リビング、表現するとお金持ちの部屋だ。
大きなテレビにシンプルなグレーのソファ。ピカピカのガラステーブル。整えられた部屋。物がキレイに整頓されているけれど、潔癖って感じはしなくて。親近感がもてる。
「父の知り合いの不動産に紹介してもらったんです。こんな広い部屋、別に必要ないと言ったんですが。付き合いもあって契約していて」
さすがは御曹司だ。こんな良いマンション、ここ何階だっけ?
意識がはっきりしていなかったから、うっすらとしか覚えていないけれど、高層階用のエレベーターに乗った気がする。
「ここに座ってください」
真宮さんがテーブルに案内してくれた。オープンキッチンになっているんだ。
「はい」
私が座ると真宮さんはきちんとエプロンをして、お鍋を温め出した。
ワイシャツにエプロンか。
下はスーツだけど、匂いとかついちゃっても良いのかな。
何を作ってくれたんだとドキドキしていたら
「できました」
お鍋のフタをあけると、うどんが入っている。
鍋焼きうどん?なのかな。
「美味しそう」
卵とかお肉、野菜も入っていて具がたくさん。
「取り分けますね」
真宮さんは私に取り分け、渡してくれた。
「ありがとうございます。いただきます」
一口食べてみる。熱かったけれど
「美味しい!」
久しぶりに美味しいものを食べた気がする。
そう、真宮さんとカフェに行った時以来かもしれない。
真剣な表情で真宮さんは私を見つめていたが「良かった」ホッとしたように、ふぅと息を吐いた。
「私、こんなに美味しいご飯作ってもらったのはじめてかもです。同棲していた時もあったけど、正直、元彼は料理上手じゃなかったので」
同棲した当初だけ数回作ってくれた時がある。
あの時は慣れないなりに作ってくれたんだって嬉しかったけど、そのうち全然作ってくれなくなった。私が作った料理にも、注文をつけるようになったな。まぁ、今は瑠璃さんの手料理でも食べて満足してるんだろうけれど。
「小春さんからそんなことを言ってもらえると思っていなかったので、嬉しいです。正直、口に合わないかと思ってドキドキしていました」
フッと笑う真宮さんは、なんだか可愛らしい。子犬みたいに懐っこい顔をしている。
「そういえば、真宮さんっておいくつなんですか?」
私と同い年くらいに見える。
「俺、三十五歳になりました」
「えっ、私より五つも上なんですね!見えませんでした」
メガネをとり髪型も整っている彼は若く見える。
「年上の男は嫌いですか?」
それはどういう意味なんだろう。
「嫌じゃないです」
年齢とかあまり気にしていない。
「良かった」
そうだ、私。真宮さんに告白されているんだ。
思い出したらなんだか恥ずかしいし、緊張してきちゃったよ。
はぁと布団の中でため息を吐く。
「すみません。こんなしょうもない話を……」
「いえ。話してくれてありがとうございます。今、少し起きれますか?医者からは起きたら水分を摂るようにと言われて、あと食事も普通に食べて良いって言われたので、小春さんが寝ている時に作ったんです」
「えっ?真宮さんが作ったんですか?」
「はい」
お金持ちの食事はお手伝いさんとか、専用の人が作ると思ってた。それか外食とか。ああ、そうか。私がいるから今日は外食もできなかったよね。
「すみません。私、そこまでお世話になるわけには……」
「せっかく小春さんのために作ったんです。食べてくれませんか?マズかったら、残してくれて良いんで」
そう言われると、断われない。
私のために作ってくれたんだし、残すなんてもったいない。
私はゆっくりと身体を起こし、真宮さんに案内されながらリビングへ向かった。
「広い……」
リビング、表現するとお金持ちの部屋だ。
大きなテレビにシンプルなグレーのソファ。ピカピカのガラステーブル。整えられた部屋。物がキレイに整頓されているけれど、潔癖って感じはしなくて。親近感がもてる。
「父の知り合いの不動産に紹介してもらったんです。こんな広い部屋、別に必要ないと言ったんですが。付き合いもあって契約していて」
さすがは御曹司だ。こんな良いマンション、ここ何階だっけ?
意識がはっきりしていなかったから、うっすらとしか覚えていないけれど、高層階用のエレベーターに乗った気がする。
「ここに座ってください」
真宮さんがテーブルに案内してくれた。オープンキッチンになっているんだ。
「はい」
私が座ると真宮さんはきちんとエプロンをして、お鍋を温め出した。
ワイシャツにエプロンか。
下はスーツだけど、匂いとかついちゃっても良いのかな。
何を作ってくれたんだとドキドキしていたら
「できました」
お鍋のフタをあけると、うどんが入っている。
鍋焼きうどん?なのかな。
「美味しそう」
卵とかお肉、野菜も入っていて具がたくさん。
「取り分けますね」
真宮さんは私に取り分け、渡してくれた。
「ありがとうございます。いただきます」
一口食べてみる。熱かったけれど
「美味しい!」
久しぶりに美味しいものを食べた気がする。
そう、真宮さんとカフェに行った時以来かもしれない。
真剣な表情で真宮さんは私を見つめていたが「良かった」ホッとしたように、ふぅと息を吐いた。
「私、こんなに美味しいご飯作ってもらったのはじめてかもです。同棲していた時もあったけど、正直、元彼は料理上手じゃなかったので」
同棲した当初だけ数回作ってくれた時がある。
あの時は慣れないなりに作ってくれたんだって嬉しかったけど、そのうち全然作ってくれなくなった。私が作った料理にも、注文をつけるようになったな。まぁ、今は瑠璃さんの手料理でも食べて満足してるんだろうけれど。
「小春さんからそんなことを言ってもらえると思っていなかったので、嬉しいです。正直、口に合わないかと思ってドキドキしていました」
フッと笑う真宮さんは、なんだか可愛らしい。子犬みたいに懐っこい顔をしている。
「そういえば、真宮さんっておいくつなんですか?」
私と同い年くらいに見える。
「俺、三十五歳になりました」
「えっ、私より五つも上なんですね!見えませんでした」
メガネをとり髪型も整っている彼は若く見える。
「年上の男は嫌いですか?」
それはどういう意味なんだろう。
「嫌じゃないです」
年齢とかあまり気にしていない。
「良かった」
そうだ、私。真宮さんに告白されているんだ。
思い出したらなんだか恥ずかしいし、緊張してきちゃったよ。