一夜限りの関係のはずが、隠れ御曹司から執愛されています
詩音さんの車に乗ると
「小春さん。本当にすみませんでした。取引先の都合で会合が延びてしまい……。もっと早く到着できる予定だったんですが」
すみませんと詩音さんが頭を下げてくれた。
「いえ。詩音さんが来てくれて嬉しかったです。ありがとうございました。みんな、びっくりしてましたね。それはそうですよね。私なんかが詩音さんみたいな人と付き合っているって聞いたら」
ハハっと笑って見せたけれど、心の奥は複雑だ。
「みなさん、これで小春さんに対する態度が変わってくると思いますよ。酷いことは言われなくなると思います。もしも言われたら、俺に言ってください。なんとかしますんで」
詩音さんの力なら、本当になんとかしそうで怖い。
「小春さん、元気がないですね。どうしたんですか?俺が来るのが遅かったから、誰かに何か言われました?」
詩音さんは私の顔を覗き込んでいる。
そんなに綺麗な顔を近づけられると、恥ずかしいよ。
「いえ。あの。実は私、詩音さんに嫌われたんじゃないかって思って。付き合った日から会えていなかったから心配で。毎日連絡してくれているのに、顔が見えないとなんだか不安になって。お仕事が忙しいって頭では理解しようとしているのに」
私がいけないんだ。自信を持てないから。詩音さんは私のことが好きだっていう自信をしっかりと持つことができない。
「すみません。父との引き継ぎもあって、帰るのが深夜になる時もあって。本当は会いたかったんですけど、小春さんも仕事をしているので、迷惑かなと」
私がこんなこと話しちゃったから、車の中、気まずい雰囲気になっちゃったかも。
「詩音さん、すみません……」
私が再度謝ろうとした時
「さっき、実は小春さんと会社の人の会話が聞こえたんです。彼のことを何も知らないのに、悪く言わないでくださいって怒ってくれましたよね?」
そう言って詩音さんはクスっと笑った。
えっ、会話聞こえちゃったんだ。気が強いとか思われたかな。
「はい。イライラしちゃって、つい」
「俺、嬉しかったんです。俺のいないところでも、小春さんは俺のことを想ってくれて、守ってくれているんだなって」
そこまで大それたことはしていないけど。詩音さんが嬉しいって言ってくれるのなら、良かった。
「詩音さんのこと、悪く言われるのは嫌です。こんなに素敵な人なのに」
私がそう伝えた時、ガバっと詩音さんに力強く抱きしめられた。
「小春さん、不安な気持ちにさせてすみませんでした。俺がどんなに小春さんに惚れているのか、証明したいです」
彼の声が耳の中に残る。
「えっと。嬉しいですけど。どうやって……?」
「今夜、小春さんのことを抱いてもいいですか?」
詩音さんの言葉にドキッと心拍数があがる。
詩音さんとはすでに経験済みだけど、付き合ってからは初めてだ。
求めてくれるってことは良いことだよね?
「はい」
私は詩音さんのことをギュッと抱きしめ返した。
お泊りをするために私の家に寄ってもらい、詩音さんのマンションに到着した。
一歩、二人で玄関の中へ入った時
「んっ……!」
詩音さんに壁へ押し付けられ、キスをされた。
こんなところで!?
「んん!」
彼を押し退けようとするも、力では勝てない。嫌じゃないけど、急すぎだよ。
「小春さん。本当にすみませんでした。取引先の都合で会合が延びてしまい……。もっと早く到着できる予定だったんですが」
すみませんと詩音さんが頭を下げてくれた。
「いえ。詩音さんが来てくれて嬉しかったです。ありがとうございました。みんな、びっくりしてましたね。それはそうですよね。私なんかが詩音さんみたいな人と付き合っているって聞いたら」
ハハっと笑って見せたけれど、心の奥は複雑だ。
「みなさん、これで小春さんに対する態度が変わってくると思いますよ。酷いことは言われなくなると思います。もしも言われたら、俺に言ってください。なんとかしますんで」
詩音さんの力なら、本当になんとかしそうで怖い。
「小春さん、元気がないですね。どうしたんですか?俺が来るのが遅かったから、誰かに何か言われました?」
詩音さんは私の顔を覗き込んでいる。
そんなに綺麗な顔を近づけられると、恥ずかしいよ。
「いえ。あの。実は私、詩音さんに嫌われたんじゃないかって思って。付き合った日から会えていなかったから心配で。毎日連絡してくれているのに、顔が見えないとなんだか不安になって。お仕事が忙しいって頭では理解しようとしているのに」
私がいけないんだ。自信を持てないから。詩音さんは私のことが好きだっていう自信をしっかりと持つことができない。
「すみません。父との引き継ぎもあって、帰るのが深夜になる時もあって。本当は会いたかったんですけど、小春さんも仕事をしているので、迷惑かなと」
私がこんなこと話しちゃったから、車の中、気まずい雰囲気になっちゃったかも。
「詩音さん、すみません……」
私が再度謝ろうとした時
「さっき、実は小春さんと会社の人の会話が聞こえたんです。彼のことを何も知らないのに、悪く言わないでくださいって怒ってくれましたよね?」
そう言って詩音さんはクスっと笑った。
えっ、会話聞こえちゃったんだ。気が強いとか思われたかな。
「はい。イライラしちゃって、つい」
「俺、嬉しかったんです。俺のいないところでも、小春さんは俺のことを想ってくれて、守ってくれているんだなって」
そこまで大それたことはしていないけど。詩音さんが嬉しいって言ってくれるのなら、良かった。
「詩音さんのこと、悪く言われるのは嫌です。こんなに素敵な人なのに」
私がそう伝えた時、ガバっと詩音さんに力強く抱きしめられた。
「小春さん、不安な気持ちにさせてすみませんでした。俺がどんなに小春さんに惚れているのか、証明したいです」
彼の声が耳の中に残る。
「えっと。嬉しいですけど。どうやって……?」
「今夜、小春さんのことを抱いてもいいですか?」
詩音さんの言葉にドキッと心拍数があがる。
詩音さんとはすでに経験済みだけど、付き合ってからは初めてだ。
求めてくれるってことは良いことだよね?
「はい」
私は詩音さんのことをギュッと抱きしめ返した。
お泊りをするために私の家に寄ってもらい、詩音さんのマンションに到着した。
一歩、二人で玄関の中へ入った時
「んっ……!」
詩音さんに壁へ押し付けられ、キスをされた。
こんなところで!?
「んん!」
彼を押し退けようとするも、力では勝てない。嫌じゃないけど、急すぎだよ。