夢から逃げた私ですが、過保護なエリート弁護士に溺愛されてます
「……そう呼ばれたいってこと?」
「だって、あの時の渉さん凄くカッコよかったから」
「頭突き喰らったのに?」
二人で頬に触れながら見つめ合ううちに自然と笑みがこぼれ、どちらともなく顔を近づけていた。
「渉さん、お願い……あの男が私のこと百香ちゃんって呼んでたのを思い出したくないの」
「思い出さなくていい。俺が全部忘れさせる」
「だから、私を百香って呼んで」
「──百香、愛してる」
確かめるように触れた唇が、はじめて口づけを交わした日を思い出させる。
一度、二度、三度と角度を変えて何度も啄み合う。熱い吐息を絡め合い、気付けば深くお互いを求めていた。
どのくらいお互いを確かめ合うように口づけていたのだろう。時折、渉さんが浮かされたように、私を百香って呼んでくれて、その度に、身体が火照って鼓動が早まった。
名残惜しく思いながら唇を離すと、渉さんは私の濡れた唇を指先で拭った。
「これ以上は、我慢が効かなくなりそうだ」
私と距離を取るように、渉さんの両手が私の肩に触れてそっと押した。
「だって、あの時の渉さん凄くカッコよかったから」
「頭突き喰らったのに?」
二人で頬に触れながら見つめ合ううちに自然と笑みがこぼれ、どちらともなく顔を近づけていた。
「渉さん、お願い……あの男が私のこと百香ちゃんって呼んでたのを思い出したくないの」
「思い出さなくていい。俺が全部忘れさせる」
「だから、私を百香って呼んで」
「──百香、愛してる」
確かめるように触れた唇が、はじめて口づけを交わした日を思い出させる。
一度、二度、三度と角度を変えて何度も啄み合う。熱い吐息を絡め合い、気付けば深くお互いを求めていた。
どのくらいお互いを確かめ合うように口づけていたのだろう。時折、渉さんが浮かされたように、私を百香って呼んでくれて、その度に、身体が火照って鼓動が早まった。
名残惜しく思いながら唇を離すと、渉さんは私の濡れた唇を指先で拭った。
「これ以上は、我慢が効かなくなりそうだ」
私と距離を取るように、渉さんの両手が私の肩に触れてそっと押した。