夢から逃げた私ですが、過保護なエリート弁護士に溺愛されてます
「私の働いているお店で出してる、ラスクです。ご迷惑をおかけしたお礼といいますか」
緊張のあまり、声が少し尻つぼみになっていた。
パッケージをひっくり返した渉さんは、店名に気付いたみたいだ。少し目を見開いた後、口角を緩めて優しい表情になった。
「ベーカーリーMOMOTA……百香ちゃんと名前が似てるね」
「MOMOTAは店長の苗字なんです。モモはピーチの方ですけど」
「そうなんだ。へー……嬉しいな。百香ちゃんの働いているお店のお菓子か。早速食べていい?」
どうぞと頷くと、子どもみたいな無邪気な顔をした渉さんは、パッケージのリボンを解いて袋の封を切った。中から一枚摘まみ上げると、いただきますといってラスクを口に運ぶ。
カリッと軽やかな音が車内に響いた。
「あー、やっぱり日本のは甘さもほどよくて美味しいな」
しみじみといった渉さんは「手が止まらなくなる」といって二枚目に手を伸ばした。
「気に入ってもらえてよかったです」
「今度は、百香ちゃんオススメのパンも買いに行かないとだな」
「オススメですか? どれも美味しいから悩むな」
「それは楽しみだな」
緊張のあまり、声が少し尻つぼみになっていた。
パッケージをひっくり返した渉さんは、店名に気付いたみたいだ。少し目を見開いた後、口角を緩めて優しい表情になった。
「ベーカーリーMOMOTA……百香ちゃんと名前が似てるね」
「MOMOTAは店長の苗字なんです。モモはピーチの方ですけど」
「そうなんだ。へー……嬉しいな。百香ちゃんの働いているお店のお菓子か。早速食べていい?」
どうぞと頷くと、子どもみたいな無邪気な顔をした渉さんは、パッケージのリボンを解いて袋の封を切った。中から一枚摘まみ上げると、いただきますといってラスクを口に運ぶ。
カリッと軽やかな音が車内に響いた。
「あー、やっぱり日本のは甘さもほどよくて美味しいな」
しみじみといった渉さんは「手が止まらなくなる」といって二枚目に手を伸ばした。
「気に入ってもらえてよかったです」
「今度は、百香ちゃんオススメのパンも買いに行かないとだな」
「オススメですか? どれも美味しいから悩むな」
「それは楽しみだな」