夢から逃げた私ですが、過保護なエリート弁護士に溺愛されてます
再び手を繋いで歩きだす渉さんは、指を絡めてきた。いわゆる恋人繋ぎというやつで、当然、恋愛経験の少ない私にはハードルが高い。
戸惑いながら渉さんを見上げると、今にも鼻歌を奏でそうなくらい機嫌がよさそうな顔をして「どうしたの」なんて訊いてくる。
いろいろと初めてすぎて恥ずかしいけど、渉さんの笑顔を見れるのは嬉しい。
返事の代わりにはにかむと、渉さんは少し強く手を握った。掌がぴったりくっつき、ぬくもりと僅かな締め付けが心地よさを感じさせる。
寄り添って本屋に入った時、渉さんが私を呼んだ。
「百香ちゃん、本を買ってクリスマスマーケットに立ち寄ったら……俺のマンションに攫っていい?」
「──え?」
「それとも、カフェで勉強の方がいいかな?」
まるでランチの店はどこにしようか、みたいにフランクな誘い文句だった。
指から伝わってくる熱から、鼓動が伝わってくる。
マンションにいくって、どういう意味なんだろう。
じっと渉さんの顔を見て悩んでいると、切れ長の瞳が細められた。
「そんな緊張した顔されたら、逆に理性が吹っ飛びそうだな」
戸惑いながら渉さんを見上げると、今にも鼻歌を奏でそうなくらい機嫌がよさそうな顔をして「どうしたの」なんて訊いてくる。
いろいろと初めてすぎて恥ずかしいけど、渉さんの笑顔を見れるのは嬉しい。
返事の代わりにはにかむと、渉さんは少し強く手を握った。掌がぴったりくっつき、ぬくもりと僅かな締め付けが心地よさを感じさせる。
寄り添って本屋に入った時、渉さんが私を呼んだ。
「百香ちゃん、本を買ってクリスマスマーケットに立ち寄ったら……俺のマンションに攫っていい?」
「──え?」
「それとも、カフェで勉強の方がいいかな?」
まるでランチの店はどこにしようか、みたいにフランクな誘い文句だった。
指から伝わってくる熱から、鼓動が伝わってくる。
マンションにいくって、どういう意味なんだろう。
じっと渉さんの顔を見て悩んでいると、切れ長の瞳が細められた。
「そんな緊張した顔されたら、逆に理性が吹っ飛びそうだな」