夢から逃げた私ですが、過保護なエリート弁護士に溺愛されてます
「でも……お店にも、迷惑をかけて」
「大丈夫だ。俺がいる」
顔を上げると、真摯な眼差しを私に向ける渉さんと視線が合った。
「正直な話、今は証拠がないから訴えようがない。だから、証拠を揃えよう」
「……証拠を?」
店にかかってくる無言電話は、いつも公衆電話だったし、バーで会うのも偶然だっていわれてしまったらそれまでだ。
私がストーカーだなんて気づかなかったくらいだし、あの男は巧妙に姿を隠している。それで証拠を掴むなんて、普通に考えて無理だ。
「これでも、アークス&リベラス所属の弁護士だからね。探偵ともそこそこ付き合いがある」
「……探偵?」
「調査は彼らに任せるに限る。今回は、ストーカーの目星がついているから動きやすいだろう。ヤツの実態調査を依頼する。それと同時に、店で無言電話の記録をつけてもらおう」
すらすらと対策を打ち出した渉さんは、スマホを取り出すと手早くどこかに連絡を始めた。
夜も22時を回ったというのに、通話はすぐ繋がった。
渉さんは流れるように話し始める。ストーカーの調査を頼みたいとか、正式依頼は改めて送るだとか、手慣れた会話が目の前で進む。
「大丈夫だ。俺がいる」
顔を上げると、真摯な眼差しを私に向ける渉さんと視線が合った。
「正直な話、今は証拠がないから訴えようがない。だから、証拠を揃えよう」
「……証拠を?」
店にかかってくる無言電話は、いつも公衆電話だったし、バーで会うのも偶然だっていわれてしまったらそれまでだ。
私がストーカーだなんて気づかなかったくらいだし、あの男は巧妙に姿を隠している。それで証拠を掴むなんて、普通に考えて無理だ。
「これでも、アークス&リベラス所属の弁護士だからね。探偵ともそこそこ付き合いがある」
「……探偵?」
「調査は彼らに任せるに限る。今回は、ストーカーの目星がついているから動きやすいだろう。ヤツの実態調査を依頼する。それと同時に、店で無言電話の記録をつけてもらおう」
すらすらと対策を打ち出した渉さんは、スマホを取り出すと手早くどこかに連絡を始めた。
夜も22時を回ったというのに、通話はすぐ繋がった。
渉さんは流れるように話し始める。ストーカーの調査を頼みたいとか、正式依頼は改めて送るだとか、手慣れた会話が目の前で進む。