夢から逃げた私ですが、過保護なエリート弁護士に溺愛されてます
あの時、渉さんは知り合いを見かけたといっていた。でもそれは、私を不安がらせないための嘘だったのね。
いつも私は迷惑ばかりかけてる。だったら、せめて対価を払った方がいいんじゃないか。
「……それなら、弁護士事務所に依頼を」
「俺が守りたいんだ」
私の思惑をすぐに察したのだろう。渉さんは私の言葉を遮ると、変わらない優しさで見つめてくれる。
その眼差しに、言葉を奪われた。
今まで何度、この真っ直ぐな眼差しに心を救われてきただろう。
「俺は弁護士としてここにいるわけじゃない。百香ちゃんを守るために、自分の能力を最大限に利用するただの男だよ」
「渉さん……」
「これは仕事なんかじゃない。俺を信じて、頼ってくれ」
わかったねと訊かれ、ただ頷くことしかできなかった。
渉さんの背中に両手を回し、縋りつくようにすると、身体がぴったり合わさるほど強く抱きしめられる。鼓動が触れあい、二人の隙間が埋まっていくような気がした。
いつも私は迷惑ばかりかけてる。だったら、せめて対価を払った方がいいんじゃないか。
「……それなら、弁護士事務所に依頼を」
「俺が守りたいんだ」
私の思惑をすぐに察したのだろう。渉さんは私の言葉を遮ると、変わらない優しさで見つめてくれる。
その眼差しに、言葉を奪われた。
今まで何度、この真っ直ぐな眼差しに心を救われてきただろう。
「俺は弁護士としてここにいるわけじゃない。百香ちゃんを守るために、自分の能力を最大限に利用するただの男だよ」
「渉さん……」
「これは仕事なんかじゃない。俺を信じて、頼ってくれ」
わかったねと訊かれ、ただ頷くことしかできなかった。
渉さんの背中に両手を回し、縋りつくようにすると、身体がぴったり合わさるほど強く抱きしめられる。鼓動が触れあい、二人の隙間が埋まっていくような気がした。