夢から逃げた私ですが、過保護なエリート弁護士に溺愛されてます
紙袋を手にした渉さんは、眉間にしわを寄せた。
中から取り出されたのは折りたたまれたメッセージカード。それに目を通してから、渡さんは再び慎重に紙袋の中を見る。
横から恐る恐る中を覗くと、赤いリボンが結ばれた青い瓶と割れたロックグラスが見えた。ラベルを見て、その瓶がなにかすぐに気づいた。
「これって、ボンベイサファイア……」
「百香ちゃん、心当たりがあるの?」
「私、真奈さんのお店で、いつもジントニックを飲んでいて。この瓶、お店でも使われてるものです」
「なるほど……割られたロックグラスは俺への当てつけってところか」
「どうして渉さんまで」
「昨夜、百香ちゃんを店から連れ出したのは俺だからな」
ロックグラスは、最初に顔を合わせた夜、渉さんが飲んでいたウィスキーを連想させようとしてのものなのか。
理解不能なストーカーの贈り物に、ますます背筋が震えた。
「歪んだ執着心をもつ犯罪者の気持ちは理解しようがない。だが、これは十分な証拠になるな。気味が悪いだろうが、処分はしない方がいい」
中から取り出されたのは折りたたまれたメッセージカード。それに目を通してから、渡さんは再び慎重に紙袋の中を見る。
横から恐る恐る中を覗くと、赤いリボンが結ばれた青い瓶と割れたロックグラスが見えた。ラベルを見て、その瓶がなにかすぐに気づいた。
「これって、ボンベイサファイア……」
「百香ちゃん、心当たりがあるの?」
「私、真奈さんのお店で、いつもジントニックを飲んでいて。この瓶、お店でも使われてるものです」
「なるほど……割られたロックグラスは俺への当てつけってところか」
「どうして渉さんまで」
「昨夜、百香ちゃんを店から連れ出したのは俺だからな」
ロックグラスは、最初に顔を合わせた夜、渉さんが飲んでいたウィスキーを連想させようとしてのものなのか。
理解不能なストーカーの贈り物に、ますます背筋が震えた。
「歪んだ執着心をもつ犯罪者の気持ちは理解しようがない。だが、これは十分な証拠になるな。気味が悪いだろうが、処分はしない方がいい」