和霊
「公園って、和霊公園?」
「それだけじゃない」
「というと?」
「他の公園も」
これでも彼女は真剣に答えているのだ。それは、声の感じや表情からも読み取れる。まるで、医療ドラマに出てくる、余命宣告をする医者のように、重い言葉を投げ返してくる。しかも、手元でホップして、こう来るだろうと大方想像しながら、構えるのだが、必ず突拍子もない答えが返ってくる。公園だ。それも他の公園ときた。ああ、なるほど。確かにその答えもあったな。気持ちよく空振りさせられる。それと同時に悔しさも込み上げてくる。
藤川球児の、ストレートのようだと思った。