溺愛されるオッドアイ
「……こんな動いてすぐ筋肉痛って」
それほど運動不足を極めていた証拠かな……。
体育くらいだもんね、ちゃんと運動してる時といったら。
もう少し体を動かすべきだこれは。
そう、ひとり反省しながら歩いていれば……少し先の曲がり角からやって来た五人組の不良くんが見えた。
なんだかこの間と似たような……不良って似たり寄ったりなのか、そう見えてくる。
あまり目を合わせないようにしとこうと、そらし横目でちらりと見れば、私の方を見て何やらこそこそと楽しそうに話してる。
これはイヤな予感。
あーあ、ほら。こっちに歩いてきた。
やめて欲しい、私に声をかけるのはやめて欲しい。かけないで。
かけるなー、と近づく五人組に念を送るも──
はい、私囲まれた。
なんだか徐々に広がって歩いてくるなぁとは思ったけど。
ようするに……念は届かなかったってことね。
「えっと……なにか?」