溺愛されるオッドアイ
おじいちゃんに気を付けろ、って言われた矢先にこの展開。
でも今日は大人しく何もせずに、平和な終わり方でいきたい。
ただでさえうわさされてるんだから、うわさの種を増やしたくはない。
「別に?かわいー子いるなぁ、と思って。な?」
ひとりの不良くんが楽しげに言えば、残りの子たちも、そうそう、と不敵な笑みを浮かべ頷く。
「それはありがとう。でもあまり近寄らないでもらえると助かります」
少々困った状況だ。
もし、喧嘩になっても私がスローモーションに見える自分の視界に入ってるものだけ。
見えてるところだけしかゆっくりにならない。
……なのに、後ろまで回り込まれてる。
だから、後ろから来られれば間違いなく当たる。
でも……一点集中じゃなく、うまく視線を広くすればなんとかなる、はず。
「は?近寄ったらだめな理由でもあんの?」
はぁ、少しばかり面倒な不良たちらしい。
どうやって切り抜けよ──