片恋はおわらせるつもりだったのに、強引に囲い込まれて愛されています!?
「――で、あんたはいつになったらアルスくんに気持ちを伝えるのよ」
目の前で優雅に紅茶を飲む姉の言葉に、私はなにも言えなかった。
姉のロージーは一年前に婚姻した。本来ならそれより二年前に婚姻するはずだったのだけど、相手方のお家騒動により延期に。当初はいつ婚姻できるのか見通しも立たない状態だった。それでも、なんとかお家騒動は片付き、ようやく婚姻。
今は立派に男爵夫人をやっているらしいが、私と弟が心配だから――と、なにかと実家に戻ってくる。
「お姉さまには関係ないわ。それより、こんなに頻繁に実家に帰って、旦那さまに怒られないの?」
ずっと抱えていた疑問を問うと、姉はけらけらと笑った。
姉は表情が豊かな人だ。私にも少しくらい分けてくれてもいいのに――と、願ってしまうほどに。
「いいの。むしろ、話すといつも『いっておいで』って笑顔で言われるのよ」
「そういうものなの?」
「嫁いだから実家に帰らない――っていうのは、もう古臭いのよ。今はそういうの気にしてたらダメよ」
目の前で優雅に紅茶を飲む姉の言葉に、私はなにも言えなかった。
姉のロージーは一年前に婚姻した。本来ならそれより二年前に婚姻するはずだったのだけど、相手方のお家騒動により延期に。当初はいつ婚姻できるのか見通しも立たない状態だった。それでも、なんとかお家騒動は片付き、ようやく婚姻。
今は立派に男爵夫人をやっているらしいが、私と弟が心配だから――と、なにかと実家に戻ってくる。
「お姉さまには関係ないわ。それより、こんなに頻繁に実家に帰って、旦那さまに怒られないの?」
ずっと抱えていた疑問を問うと、姉はけらけらと笑った。
姉は表情が豊かな人だ。私にも少しくらい分けてくれてもいいのに――と、願ってしまうほどに。
「いいの。むしろ、話すといつも『いっておいで』って笑顔で言われるのよ」
「そういうものなの?」
「嫁いだから実家に帰らない――っていうのは、もう古臭いのよ。今はそういうの気にしてたらダメよ」