片恋はおわらせるつもりだったのに、強引に囲い込まれて愛されています!?
 楽しそうに話す子たちを遠目に眺めるだけの場所だ。私が楽しいわけがない。

 本当は私だってあの輪の中に入りたい……。日に日に強くなる気持ちは。余計に今の私を惨めにした。

 私はうつむいて空気に徹したらいい。空気になったら、浮くことはないから――。

「ねぇ、キミはどうしていつも一人なの?」

 あるとき、一人の男の子に声をかけられた。

 太陽の光を浴びて、キラキラと輝く金髪。柔和に細められたブルーの瞳。

 彼の視線は私を射抜いて、逸れることはない。

「一人が好きならいいんだけど、あんまり楽しそうじゃないし……」

 男の子が私の顔を覗き込んで、首をかしげる。

 私はすぐに答えることができなかった。どう答えたらいいかわからなくて、はくはくと口を動かす。

(どうしよう。このままだと、面倒だって思われちゃう――)

 焦るほど、言葉がつっかえた。せっかく声をかけてもらえたのに、『面倒な子』と思われたくない。

 頭の中が混乱して、膝の上の手をぎゅっと握る。彼はなにも言わずに私の回答を待っていた。それが焦りを加速させる。

 不意に男の子が移動した。あぁ、愛想を尽かされたんだって落胆していると、隣にだれかが座る。

 慌ててそちらに顔を向けると、私の隣にその男の子が腰かけていた。
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