【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
森川さんと電話を切ったあと、風呂に入って出ると、スマホに勇凛くんからメッセージがきていた。

『電話できますか?』

そのメッセージを見てすぐに電話をかけた。

数回の呼び出し音の後にすぐに通話になった。

「勇凛くんお疲れ様!」

『七海さんもお疲れ様です。今日は大丈夫でしたか……?』

うっ

もう隠し事はやめよう。

「実は今日、勇哉さんが来たんだよね」

『え?何しに来たんですか??』

勇凛くんが焦り始めた。

「ご飯食べに誘われたんだけど、森川さんが助けてくれて」

『……』

勇凛くんが何も言わなくなってしまった。

どうしよう。

『またあの人に……俺呼んでくださいよ』

ああああああ

「違うの!突然森川さんが来て、あの会社に入りたいとか勇哉さんに言って、そしたら勇哉さんが森川さん連れてどっか行った感じで……」

『何ですかそれ』

私もそんな気持ちだ。

「私も突然色々起こるから混乱してるんだ」

『……わかりました。兄が迷惑おかけして申し訳ありません。で……あの人は林に入るんですか?』

「うん。成り行きでそうなってしまったんだ」

勇凛くんの深いため息が聞こえた。

『正直、悔しいです。でも、あの人は一応七海さんの味方ですから、あの会社に来るのは嫌な気持ちもありますけど、七海さんの安全面では少し助かる部分はあります』

「うん……」

沈黙が続く。

「勇凛くん」

『はい』

「土曜日、一緒にお出かけしよう」

この現実からひとまず離れたい。
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