【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

読めない本音

いきなり明日から出張とか無茶ぶりすぎて、朝からテンションがだだ下がりだった。

私は慌ててパソコンを開いた。
福岡のホテル……予約サイトを開く。

でも、どこがいいの?
勇輝さんが泊まるようなホテルって、どのランク?
五つ星?
それとも?

航空券も……ビジネスクラス?
ファーストクラス?

頭が真っ白になる。

うわぁ……どうしよう。

また元秘書課の人に聞くかー……と内線を押そうとしたら

「七海ちゃんおはよ~~~」

普通に入ってくる勇哉さん。

「おはようございます……」

なんで来るんだよ。
今度はなんなんだよ。

「今日は何するの~?」

なんで聞いてくるの??

「明日から副社長と出張なので、諸々の手続きや資料確認です……」

「え!?兄貴と行くの??いいな~」

じゃあお前が代わりに行ってくれ。
本気でそう思った。

「あの……副社長が泊まるホテルってどういうところか聞いてもいいですか?」

背に腹は代えられない。

「いつも泊まる場所は決まってるよ~。場所は?」

「福岡です」

「ちょっと待ってて」

勇哉さんはどこかに電話をかけた。

「あ、林です。いつもの条件で、明日福岡往復ビジネスで一泊お願いします」

え……?

勇哉さんが電話を切った。

「え、どこに電話かけたんですか……?」

「取引先の旅行代理店。ここに言えば手配してくれるよ」

私が悩んでいたことは一瞬で解決された。

「ありがとうございます……」

やばい、私全然自分でできてない。

「どういたしまして~。あ、そうだ七海ちゃん泊まること言うの忘れてたー。俺も行こ~」

は?

「え?俺も行こうって……?」

「俺も明日福岡行く」

何言ってるのこの人!?
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