【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
福岡に着くまで私は資料を確認しておきたかった……のに、

もたれかかってくる隣人。

重い!

寝ていると思いきや、気を抜くと手を繋いでくる。

わざと?わざとなのか?

でも起きて話しかけられるのも厄介。

着陸するまでの我慢……!

耐えろ私!!

「七海ちゃん……好き」

「え!?」

突然??

でも顔を見ると寝ている……。

冗談だと言ってくれ!!

いちいち気にしていてもキリがないから、もたれかかってきても手を握られててもそのまま空いた手でやるべき事をやっていた。

***

とうとう福岡の地に降り立つ。

すると勇哉さんが起きた。

「おはよ~」

「……」

「ごめん。朝帰りだったから寝ちゃった」

淡々と降りる支度をしていた。

搭乗口に降りる時、勇哉さんがいるのが見つかったらヤバい!と思っていたら……

いつの間にかいなくなっていた。

次いつ現れるのか……。

先に降りていた勇輝さんたちと合流する。

「本日の会議は予定どおり11時開始。先方社長・副社長が会議室から参加、海外拠点はオンラインで参加とのことです」

「わかった」

緊迫感に息を呑む。

勇輝さんが私を見る。

「君も気を引き締めて。失敗は許されない」

この人への私怨はさておき、仕事モードに切り替える。

「承知しました」

いざ出陣。
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