【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「勇凛くん、歩ける?」
「七海さん……すみません」
夫婦で禁酒だ……。
勇凛くんを連れてまた勇凛くんの家に向かう。
空に月が見えた。
勇凛くんと初めて出会った時に見た時みたいな満月。
「私たち、頑張ってるよね」
「七海さんは……本当にすごく頑張ってて尊敬します。森川さんも、どんな人かよく分かってませんでしたけど、社会人の先輩として、こうなりたいって純粋に思えましたよ」
「うん。私もあの人には色々助けられてる」
「……そうですね。それは正直本当に悔しいです。でも俺もすぐ追いつきます」
「無理に追いつかなくていい」
「え?」
「あの人はあの人、勇凛くんは勇凛くん。私はいつもの勇凛くんでいてほしい。私はただ側にいてくれてるだけで十分なんだ」
「……はい」
正しい夫婦の在り方なんて私は知らない。
ただ、私と勇凛くんが笑顔で一緒にいられればどんな形でもいいんだ。
いきなり夫婦になってしまった私たち。
そこからもう普通ではなかった訳で、それでも私たちは夫婦であろうとしてる。
それだけですごいことなんだ。
勇凛くんの家に着いたあと、私は家には上がらずに自宅に帰った。
もちろん勇凛くんには止められたけど、今日は一人で歩きたかった。
前の私に少し戻って、今を見つめるために。
「七海さん……すみません」
夫婦で禁酒だ……。
勇凛くんを連れてまた勇凛くんの家に向かう。
空に月が見えた。
勇凛くんと初めて出会った時に見た時みたいな満月。
「私たち、頑張ってるよね」
「七海さんは……本当にすごく頑張ってて尊敬します。森川さんも、どんな人かよく分かってませんでしたけど、社会人の先輩として、こうなりたいって純粋に思えましたよ」
「うん。私もあの人には色々助けられてる」
「……そうですね。それは正直本当に悔しいです。でも俺もすぐ追いつきます」
「無理に追いつかなくていい」
「え?」
「あの人はあの人、勇凛くんは勇凛くん。私はいつもの勇凛くんでいてほしい。私はただ側にいてくれてるだけで十分なんだ」
「……はい」
正しい夫婦の在り方なんて私は知らない。
ただ、私と勇凛くんが笑顔で一緒にいられればどんな形でもいいんだ。
いきなり夫婦になってしまった私たち。
そこからもう普通ではなかった訳で、それでも私たちは夫婦であろうとしてる。
それだけですごいことなんだ。
勇凛くんの家に着いたあと、私は家には上がらずに自宅に帰った。
もちろん勇凛くんには止められたけど、今日は一人で歩きたかった。
前の私に少し戻って、今を見つめるために。