【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「勇凛くん……」
「七海さんお疲れ様です」
勇凛くんの表情は思ったより穏やかだった。
「すまんね呼び出して」
社長は私たちの方へ来た。
「二人はどういう馴れ初めかな?」
いきなり!?
これはなんて答えれば……
「俺が一目惚れして、プロポーズしました」
勇凛くんが直球で言った。
「そうか。七海さんは勇凛のことをどう思う?」
「え……と、真面目で誠実な方だと思っています。私のことをいつも気にかけて下さって、心優しい人です」
「そうか……。安心した」
社長は窓際に言って、都会の夜景を見ている。
「勇凛もうちの会社に入ると聞いたから大事なことを話す」
「はい」
「私はね、経営のセンスがある方でないんだよ。だから、昔勇輝にかなり迷惑をかけてしまった」
「勇輝は責任感が強い子だから、私が失敗して経営が傾いた時、あの子が一生懸命この会社を立て直してくれたんだよ」
それが勇哉さんが言っていた、『尻拭い』なのか。
「大事にしていた恋人がいたのに別れて、休む間もなく仕事をして、そして大手取引先の令嬢さんと結婚したんだよ」
勇凛くんの瞳は揺れていた。
「そんなことがあったんですね……何も知りませんでした」
「勇哉もそんな勇輝を見てるからか、ちゃんとした恋人も作らず、勇輝のように会社に都合がいい人と結婚しようとしているね……」
勇凛さんのお父さんの顔には後悔が滲んでいた。
「七海さんお疲れ様です」
勇凛くんの表情は思ったより穏やかだった。
「すまんね呼び出して」
社長は私たちの方へ来た。
「二人はどういう馴れ初めかな?」
いきなり!?
これはなんて答えれば……
「俺が一目惚れして、プロポーズしました」
勇凛くんが直球で言った。
「そうか。七海さんは勇凛のことをどう思う?」
「え……と、真面目で誠実な方だと思っています。私のことをいつも気にかけて下さって、心優しい人です」
「そうか……。安心した」
社長は窓際に言って、都会の夜景を見ている。
「勇凛もうちの会社に入ると聞いたから大事なことを話す」
「はい」
「私はね、経営のセンスがある方でないんだよ。だから、昔勇輝にかなり迷惑をかけてしまった」
「勇輝は責任感が強い子だから、私が失敗して経営が傾いた時、あの子が一生懸命この会社を立て直してくれたんだよ」
それが勇哉さんが言っていた、『尻拭い』なのか。
「大事にしていた恋人がいたのに別れて、休む間もなく仕事をして、そして大手取引先の令嬢さんと結婚したんだよ」
勇凛くんの瞳は揺れていた。
「そんなことがあったんですね……何も知りませんでした」
「勇哉もそんな勇輝を見てるからか、ちゃんとした恋人も作らず、勇輝のように会社に都合がいい人と結婚しようとしているね……」
勇凛さんのお父さんの顔には後悔が滲んでいた。