【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
ホテルに着いて二人とも別々の部屋に戻って、シャワーを浴びて寝ようとした時、部屋のドアを誰かがノックしてきた。

こんな時間に誰だ……?

「川崎です……」



ドアを開けると、怯えた顔の彼女が立っていた。

風呂上がりなのか髪が濡れている。

「どうした?」

「隣の部屋から変な音がするんです……」

「そうか……ホテルのスタッフに言ったら?」

「言ったんですけど、落ち着いたと思ったらまた聞こえてきて……」

「部屋変わろうか?」

彼女は何か言いにくそうにしている。

「……一人だと怖いんです」

なんだそれ。

「ちょっと待て、それはダメだ」

「でも私怖くて無理なんです!」

他の客に迷惑だから部屋に入れた。

「今夜は我慢しろ!」

「無理です!絶対!怖すぎて、私ホテルにいられないです!」

「じゃあどうするんだよ」

「一緒にいてほしいんです」

──なんでこんなことに。
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