【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
──週末
父から突然連絡がきた。
こっちに来ると。
父とは極力顔を合わせたくない。
別に何かを押し付けられた訳でもない。
ただ、その危機感の無さに苛立つからだ。
俺がどんな思いをしてここまでやってきたかわかってるのか?
海外でのうのうとして、気まぐれに様子を見にきて、そしてすぐに帰る。
でも個人的な感情を仕事に持ち込むべきでない。
割り切るしかない。
そう思って月曜日を迎えた。
◇ ◇ ◇
──月曜
父が出社してきた。
社長室で顔を合わせる。
「勇輝、最近どうだ?」
緊張感のかけらもない男。
「順調です」
「そうか。勇輝は凄いな。私よりよっぽど」
そんな賛辞など不要。
すぐに会議のための準備をした。
◇ ◇ ◇
会社の重役が集まる。
「では定時になりましたので始めます」
そう告げて、淡々と今の会社の状況を伝える。
父は頷くだけ。
それでいい。
自分がやった失態を俺がここまで回復させて、口を挟むなど誰も望んでいない。
そして会議はすぐに済み、社員が散る。
残ったのは、俺と勇哉と彼女。
彼女が抜けようとすると
「待ちなさい」
父が引き留めた。
「君が勇凛と結婚した七海さんかな?」
何を言うつもりだ。
「勇凛が結婚したって聞いて驚いたが、しっかりしてそうな人だ。また今度ゆっくり話そう」
落胆した。
俺があの時手放さなければ、俺もここに辿り着けたかもしれない。
ただただ悔しかった。
父から突然連絡がきた。
こっちに来ると。
父とは極力顔を合わせたくない。
別に何かを押し付けられた訳でもない。
ただ、その危機感の無さに苛立つからだ。
俺がどんな思いをしてここまでやってきたかわかってるのか?
海外でのうのうとして、気まぐれに様子を見にきて、そしてすぐに帰る。
でも個人的な感情を仕事に持ち込むべきでない。
割り切るしかない。
そう思って月曜日を迎えた。
◇ ◇ ◇
──月曜
父が出社してきた。
社長室で顔を合わせる。
「勇輝、最近どうだ?」
緊張感のかけらもない男。
「順調です」
「そうか。勇輝は凄いな。私よりよっぽど」
そんな賛辞など不要。
すぐに会議のための準備をした。
◇ ◇ ◇
会社の重役が集まる。
「では定時になりましたので始めます」
そう告げて、淡々と今の会社の状況を伝える。
父は頷くだけ。
それでいい。
自分がやった失態を俺がここまで回復させて、口を挟むなど誰も望んでいない。
そして会議はすぐに済み、社員が散る。
残ったのは、俺と勇哉と彼女。
彼女が抜けようとすると
「待ちなさい」
父が引き留めた。
「君が勇凛と結婚した七海さんかな?」
何を言うつもりだ。
「勇凛が結婚したって聞いて驚いたが、しっかりしてそうな人だ。また今度ゆっくり話そう」
落胆した。
俺があの時手放さなければ、俺もここに辿り着けたかもしれない。
ただただ悔しかった。