【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

またもや試練

──朝

やっと寝れたのは三時ごろだろうか。

多分人生で発情したのは、これが初めてではないだろうか……。

私が布団から起き上がると、勇凛くんも気がついて起きた。

二人でベッドに座ってボーッとしていた。

「……七海さん、おはようございます」

勇凛くんの表情は、心なしか力がなく虚だ。

「うん。おはよう」

──しばしの沈黙。

「俺、朝方まで眠れませんでした……」

お前もかい!と心でつっこむ。
二人で夜中に悶々として眠れなくて起きていたっていう。

「……ふふっ」

私は笑ってしまった。

「どうしたんですか?」

勇凛くんは戸惑っている。

「いや、私たちってもしかして、似たもの同士なのかな……」

「え?どういう意味ですか?」

「いや、いいの。気にしないで」

二人で寝ぼけ眼で歯磨きをして、着替えて、朝ごはんを食べる。

テレビで朝のニュースを見る。

「8時になったら行くよ」

「はい。じゃあ会社まで送ります」

「うん、ありがとう」

一人で行く、は、勇凛くんには通用しないから、もう言うのをやめた。
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