【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
勇凛くんは驚いて少し微笑んだと思ったのも束の間、すぐに表情が曇った。

「俺に近づくと七海さんが危険な目に遭う気がするんです」

──そんな……

あいつらの思惑通りにいってたまるか!

「勇凛くん。私たちは夫婦だよ。夫のピンチなんだから、私も一緒に戦うよ」

私は勇凛くんの手を握った。

「……ありがとうございます」

勇凛くんの表情が柔らかくなった。

私のマンションの前に着いた。

「家に着いたら電話します」

「うん」

勇凛くんが駅に戻ってゆく。

その背中が寂しそうで──

思わず全力で走って後ろからしがみついた。

「え!?」

勇凛くんが驚いている。

「勇凛くん大好き!!」

勇凛くんごめん、耐えられなかった。

勇凛くんが私の頭を撫でてくれた。

「俺も、七海さんのこと大好きです」

私たちはキスをして、別れた。

部屋に戻って、余韻に浸っていると、スマホに着信がきた。

勇凛くん!!

……と思ったら知らない番号。

誰?

「……もしもし」


『私だ』


この声は──

勇輝さんだ。
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