ガラスの告白
こちらからしたら、転校生が数十人のクラスメートの名前を覚えるのとは違い、一人の人物の名前を覚えるだけなのにと、自身の失態に、気を落ち込ませてしまいます。
少女の気持ちを考えると、名前で呼ばれなかったことは、更に不愉快な思いをしたのではないかと、反省の思いに変わります。
二人は何も語れないまま、石廊下を渡りきり校舎に着いていました。
お互いの足取りが止まると、同じことを感じたように進むことを躊躇させました。
今日のその日。いつになく澄み切った空の明るさは、校舎の中を暗く、見え難くさせていたのです。
廊下の奥の突き当たり、そこを曲がった先に、向かう保健室があります。
暗い中、後から消防法などと言われる法律で、義務付けられ設置された、誘導灯の緑色の光と、消化等の赤い光だけがぼんやり灯っていました。
古い校舎には不釣り合いで、違和感のある光でありました。
時男は怖がりながらながらも「灯ぐらい点ければいいのに」と、強がる言葉で臆病な自分を誤魔化していました。
足音が聞こえないほど静かに歩き向かい、保健室にたどり着きます。
少女の気持ちを考えると、名前で呼ばれなかったことは、更に不愉快な思いをしたのではないかと、反省の思いに変わります。
二人は何も語れないまま、石廊下を渡りきり校舎に着いていました。
お互いの足取りが止まると、同じことを感じたように進むことを躊躇させました。
今日のその日。いつになく澄み切った空の明るさは、校舎の中を暗く、見え難くさせていたのです。
廊下の奥の突き当たり、そこを曲がった先に、向かう保健室があります。
暗い中、後から消防法などと言われる法律で、義務付けられ設置された、誘導灯の緑色の光と、消化等の赤い光だけがぼんやり灯っていました。
古い校舎には不釣り合いで、違和感のある光でありました。
時男は怖がりながらながらも「灯ぐらい点ければいいのに」と、強がる言葉で臆病な自分を誤魔化していました。
足音が聞こえないほど静かに歩き向かい、保健室にたどり着きます。