だからアナタに殺されたい。
「何かあった?」
なかなか返事を返さない私にルルは心配そうな表情を浮かべる。
私はそんなルルに努めて明るい声で、困ったように眉を下げた。
「ちょっと預かっていたものが見当たらなくて…。手のひらサイズのシンプルな缶の箱なんだけど…見てない?」
あくまで私のものを探しているわけではない、と主張し、ルルを見つめる。
するとルルは視線を右上に向け、「んー」と考える素振りを見せた。
「…見てないと思う」
「そっかぁ」
ルルの応えに、残念そうに笑ってみせる。
それから私はルルに簡単にお礼を言い、「ちょっと外を探してみるね」とテントから出た。