王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件
2人の寝室のクローゼットの中にあった手提げ金庫に入っていたのだ。

そこにはマリアの預かっている給金も一緒に保管されていた。

今はサオリーナの部屋にそれを持ってきているが、新しくなるお店の為に使いたいと思っている。

二人とも天国から、元気に働くサオリーナを見てきっと喜んでくれるはずだ。いつまでもめそめそして2人を悲しませたくはない。

それから2週間後玄関ドアの上と通りに面する窓の上には赤と白のオーニングを付けてもらった。

それを説明するのに絵をかいたりして
そしてドアの周りと窓の周りには細い板を張って貰ってルカに白く塗ってもらった。

ルカは2階の窓の下につけた看板を白で塗りつぶしてその上に赤のペンキで“リコーニカフェ“と描いてくれた。

看板の周りは細い板をぐるりと回して、文字と同じ赤で塗ってくれている。

隣りの薬屋の窓口の上にもルカが“リーナのくすりやさん”という、可愛い看板を掛けてくれた。

カフェも薬屋もとても可愛い看板になってサオリーナは大満足だった。

そして玄関ドアの近くに置くA看板もルカが新しく作ってくれたのだ。

表にはOPEN,裏にはCLOSEという文字を入れてもらった。

これはどういう意味だと皆に聞かれたのでその文字の横に開と閉の文字も小さく書いてもらうと分かったようだ。

前世の日本の話はできないのでサオリーナの考えた飾りみたいなものと言っておいた。

OPENの下には今日の定食のメニューを書いたものをぶら下げて置けるようにした。マリアがかっこいい看板だと言って喜んでいた。作ったルカも大満足のような顔をしている。

そして中のテーブルクロスも赤と白の大きなチェックの布をかけた。

会計をする所の横には今日のケーキや焼き菓子を並べて、持ち帰りもできるようにした。

3人のエプロンもマリアと二人で頑張って作った。何とか間に合った。
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