「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
 ああでも、課長は違うかもしれないですけど。

 あれ、触れただけでも、私のファーストキスなんですけどっ。

 だがしかしっ。

 いろいろ(かんが)みるにっ――

「出て行きたくないっ」
と環奈は思わず本音をもらしてしまう。

 滝本が戻ってきて、環奈分の食器も下げてくれた。

 振り返り、
「詫びだ」
と言う。

「えっ?
 私のファーストキス、食器下げるだけの価値しかないっ!?」
と環奈は叫ぶ。

  


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