「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
 最初は緊張していた、まだ真新しいこの家の匂いも、今は、嗅ぐとホッとする匂いになっていた。

 靴を脱ぎながら、
「……そういえば、私たち、二人でいるのが気まずいからって、外に出たんじゃなかったでしたっけ?」
と環奈は気づく。

「……忘れてる時点で気まずくないのでは?
 あと、気まずさは忘れてもいいが、俺の告白は忘れるな。

 二度と言いたくないから」

 二度と言いたくないような告白って、どうなんですかね?
と思いながら、おとなしく部屋に帰って寝た。

  

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