「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「実は、俺、成田さんと付き合って、即行別れたんですよね。
 課長は花守さんと長く続いてますよね。

 なにか秘訣とかありますか?」

 そう平井に問われたが、
「……俺が聞きたい」
と言ってしまう。

「今にも破談になりそうだ。
 俺が聞きたい」
と繰り返してしまった。

「課長みたいなすごい人でも、そんなものなんですね……」

 いや、俺はなにもすごくないんだが……。

 ガッカリされてしまっただろうか。
 力になれず、申し訳ない、と滝本が思ったとき、平井が小声で言ってきた。

「占いに行ってみませんか?」
「……占い?」

「よく当たるところがあるって、成田さんに聞いたんです」
「仲良いじゃないか」

「次頑張ってね、私も頑張るって言われたんです」

「そうか……。
 じゃあ、行こうか」

 断っても悪い気がして、結局、ついて行くことにした。

 

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