「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「ホテルだし、あなたは特に疲れなさそうな人だから、一緒にホテルで年を越す? と言われたんですが。
……この『疲れなさそうな』は、どっちにかかってるんでしょうね?」
お母様たちが一緒にいて疲れなさそうという意味なのか。
お母様たちといても私が疲れなさそうという意味なのか。
「どっちもじゃないか?
でも、どうせ、隠れ家カフェで年を越すんだろ?
正月からでいいよ」
「……足元見られるそうですけどね」
と環奈は笑った。
なんだか不思議だなあ、と思う。
この間まで厳しい上司でしかなかった課長と一緒に年を越すだなんて。
厳しい上司から、呑み友だちになって、どんどん立場が変わって、今ここに――
ここ、何処?
嫁のようで嫁でない。
自分の立ち位置がいまいちわからなくて、環奈は自分を見失う。
「もう年越しか」
そうですね。
こうして同じイベントを……。
イベント……。
その前にクリスマスがあったな、と二人、同時に思う。
……この『疲れなさそうな』は、どっちにかかってるんでしょうね?」
お母様たちが一緒にいて疲れなさそうという意味なのか。
お母様たちといても私が疲れなさそうという意味なのか。
「どっちもじゃないか?
でも、どうせ、隠れ家カフェで年を越すんだろ?
正月からでいいよ」
「……足元見られるそうですけどね」
と環奈は笑った。
なんだか不思議だなあ、と思う。
この間まで厳しい上司でしかなかった課長と一緒に年を越すだなんて。
厳しい上司から、呑み友だちになって、どんどん立場が変わって、今ここに――
ここ、何処?
嫁のようで嫁でない。
自分の立ち位置がいまいちわからなくて、環奈は自分を見失う。
「もう年越しか」
そうですね。
こうして同じイベントを……。
イベント……。
その前にクリスマスがあったな、と二人、同時に思う。