「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
みんなしばらく黙って窓の外を見ていた。
店の前の道を通っていく人を見ながら環奈が言う。
「早く帰っていった人たちは、おうちでゆっくりクリスマスを過ごすんでしょうね。
お父さんが小さなもみの木とか片手に抱えて、みんなで一緒に帰ったり」
外の道を見ながら、みんな環奈の妄想を想像してみていた。
うんうん、と中谷たちは頷いたが、滝本は、
「今から、もみの木を?
遅いだろ。
あと、それ、片手で持てるか?
それに、一体、何処らかそのもみの木を――」
と次々ツッコミを入れてくる。
雰囲気ですよ、雰囲気……。
「そもそも、こんな大通りから外れたところをクリスマスの夜に通るのは、さっきの人みたいに、寒いのに犬の散歩に付き合ってる人くらいなのでは?」
「……黙ってください、滝本さん」
と環奈は言ったが、みんなは笑っていた。
中谷たちが腰を上げる。
「さ、そろそろ帰るか。
もみの木ないから、この店の庭の木でも抜いて」
と笑って言う。
建物と同じで木も年数が経っているようなので、片手で抱えられるサイズのはないようですが……。
店の前の道を通っていく人を見ながら環奈が言う。
「早く帰っていった人たちは、おうちでゆっくりクリスマスを過ごすんでしょうね。
お父さんが小さなもみの木とか片手に抱えて、みんなで一緒に帰ったり」
外の道を見ながら、みんな環奈の妄想を想像してみていた。
うんうん、と中谷たちは頷いたが、滝本は、
「今から、もみの木を?
遅いだろ。
あと、それ、片手で持てるか?
それに、一体、何処らかそのもみの木を――」
と次々ツッコミを入れてくる。
雰囲気ですよ、雰囲気……。
「そもそも、こんな大通りから外れたところをクリスマスの夜に通るのは、さっきの人みたいに、寒いのに犬の散歩に付き合ってる人くらいなのでは?」
「……黙ってください、滝本さん」
と環奈は言ったが、みんなは笑っていた。
中谷たちが腰を上げる。
「さ、そろそろ帰るか。
もみの木ないから、この店の庭の木でも抜いて」
と笑って言う。
建物と同じで木も年数が経っているようなので、片手で抱えられるサイズのはないようですが……。