「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「か、……環奈っ。
紙袋なんて買わなくても俺が王様にしてやるっ。
いや、女王様にしてやる!」
ああ、お買い物のとき、紙袋を買うと王様気分になる話。
女王様にしてやるという言葉より、自分すら忘れていたそのしょうもない話を滝本が覚えていてくれたことが嬉しかった。
ちょっと泣きそうになる。
「お前が好きだ。
……たぶん」
たぶんはやめてください。
「ずっと一緒にいたいと思っている。
これは――
たぶんじゃない」
滝本が身を乗り出し、キスしてきた。
環奈を見つめて言う。
「お前のためなら、蜂の話も聞いてやる」
……いや、あの話、そこまでつまらない話でもないですよ。
「物語はめでたし、めでたしで終わるけど。
俺はいつもその後が気になった。
絶対、結ばれたあとの方が大変なはずなのにと思って。
でも俺は、お前となら、ハッピーエンドじゃなくていい。
この先、どんなことが起こっても、お前といたい」
自分の気持ちがよくわからないと思っていた。
でも、今、言わないと、この人との未来はないと思ってしまった。
紙袋なんて買わなくても俺が王様にしてやるっ。
いや、女王様にしてやる!」
ああ、お買い物のとき、紙袋を買うと王様気分になる話。
女王様にしてやるという言葉より、自分すら忘れていたそのしょうもない話を滝本が覚えていてくれたことが嬉しかった。
ちょっと泣きそうになる。
「お前が好きだ。
……たぶん」
たぶんはやめてください。
「ずっと一緒にいたいと思っている。
これは――
たぶんじゃない」
滝本が身を乗り出し、キスしてきた。
環奈を見つめて言う。
「お前のためなら、蜂の話も聞いてやる」
……いや、あの話、そこまでつまらない話でもないですよ。
「物語はめでたし、めでたしで終わるけど。
俺はいつもその後が気になった。
絶対、結ばれたあとの方が大変なはずなのにと思って。
でも俺は、お前となら、ハッピーエンドじゃなくていい。
この先、どんなことが起こっても、お前といたい」
自分の気持ちがよくわからないと思っていた。
でも、今、言わないと、この人との未来はないと思ってしまった。