「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「私もっ、私も課長といたいですっ。
 一緒に猫探して、一緒に隠れ家カフェに行って、一生一緒に過ごしたいですっ。

 ハッピーエンドじゃなくていいです。
 ハッピーコンティニューでっ」

 お願いしますっ、と言ったあと、二人で目を合わせ、笑ってしまう。

「……なんだ、ハッピーコンティニューって」

 そう言いながら、滝本はもう一度、口づけてきた。

「それにしても、好きになった途端に、結婚も決まってるとか、婚姻届ももうあるとか。

 手篭めにしていいとか、話がうま過ぎて、嘘みたいだな」

 いや、手篭めにしてよくありませんよ……。

 そう思う環奈を滝本は抱き上げる。

「えっとっ。
 ゆ、夕飯の途中なんですけどっ」

「あとで隠れ家カフェで食べ直そう」

 まだ開いてたらだが、と言いながら、滝本は環奈を連れて行こうとする。

 じたばたする環奈に滝本は言った。

「俺は初めてなんで、なにかおかしかったら言ってくれ」
「いや、私にもなにがおかしいのかわかりませんよ~っ」



 
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