「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「このままだとショック死する。
 お前が俺から離れるのなら、……仕方がないが」
と思いながら、俺はキッチンに戻った。

 ……仕方がないが、なんなんですかっ?

 別れるとかじゃなさそうなんですけどっ。

「お前はプラスチック容器を手に言っていた。

『入りにくいんですよね、これ』と」

 容器の事だった、と滝本は言う。

「……悦子さんたちに余った料理お持ち帰りしてもらおうと思ったせいで、殺されるとこでしたね」
と環奈が呟いて、中谷たちが笑った。






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