婚活嫌いのパイロットは約束妻に恋をする
「早く周囲に結婚について伝えたかった……彼女たちの質問を適当に躱すこともできたのにわざとしなかった」
「……どうして……?」
「蕗と結婚できたのが、嬉しかったから」
真摯な目が真っ直ぐ私を射貫く。
熱い視線から目をそらせず、鼓動がどんどん速まっていく。
とんでもない期待に身を任せそうになるのを必死に戒めながら、声を絞り出す。
喉がカラカラに渇いていく。
「……私も、琉生さんと夫婦になれて、嬉しかった」
「俺と蕗の気持ちは違う。俺はこうやって蕗の一番近くで触れて、独占したいんだ」
そう言って、琉生さんは絡めた指先を胸元まで持ち上げ、少し屈んで唇を寄せる。
触れられた場所が熱い。
「蕗が、好きだ……ずっと想っていた」
耳に届いた告白に息が止まった気がした。
指先越しに見つめられ、頬が一気に熱を帯びる。
暴れ出す鼓動の音がうるさすぎて彼に聞こえそうだ。
心の中から際限なくあふれ出してくる恋心を伝えたいのに、胸がいっぱいで言葉にできない。
本当に幸せなときは想いを口にするのが難しくなるなんて知らなかった。
「……どうして……?」
「蕗と結婚できたのが、嬉しかったから」
真摯な目が真っ直ぐ私を射貫く。
熱い視線から目をそらせず、鼓動がどんどん速まっていく。
とんでもない期待に身を任せそうになるのを必死に戒めながら、声を絞り出す。
喉がカラカラに渇いていく。
「……私も、琉生さんと夫婦になれて、嬉しかった」
「俺と蕗の気持ちは違う。俺はこうやって蕗の一番近くで触れて、独占したいんだ」
そう言って、琉生さんは絡めた指先を胸元まで持ち上げ、少し屈んで唇を寄せる。
触れられた場所が熱い。
「蕗が、好きだ……ずっと想っていた」
耳に届いた告白に息が止まった気がした。
指先越しに見つめられ、頬が一気に熱を帯びる。
暴れ出す鼓動の音がうるさすぎて彼に聞こえそうだ。
心の中から際限なくあふれ出してくる恋心を伝えたいのに、胸がいっぱいで言葉にできない。
本当に幸せなときは想いを口にするのが難しくなるなんて知らなかった。