婚活嫌いのパイロットは約束妻に恋をする
四日後、琉生さんは羽田空港に早朝便で戻ってきた。
あいにく私も早番での出勤日だったので、彼を自宅で迎えられなかった。
帰宅した際、彼は寝室で休んでいた。
日が沈んだ頃に起き出した彼と用意していた夕食を食べた。
久し振りにふたりで食卓を囲み、離れていた時間のお互いの過ごし方などについて話していた。
ひととおり話し終えた後、琉生さんに瑛斗への連絡について尋ねられた。
瑛斗からはあの日以来連絡はない。
「瑛斗は納得していないみたいだった。私たちが相続のために結婚したんじゃないかって疑っていて」
詳細を伝えたところ、彼の表情がどんどん険しくなっていく。
さすがに私を騙した云々は口にできなかった。
「ごめんなさい、迷惑をかけてばかりで」
「蕗が謝る必要はない。とりあえず偽装結婚じゃないと彼に示すべきだな。後は相続財産に当然ながら俺は一切関知しない旨を書面にしようか……俺自身について調べられるのは構わないし」
琉生さんは眉根を寄せながら考えを口にする。
「周囲に俺たちの仲を広く認知してもらったほうがいいんだろうが、私的な事柄を広報動画のように、大々的に発表するわけにいかないからな」
「うん……琉生さんのファンというか、応援してくださる方々のこともあるし」
広く顔を知られているとはいえ、あくまでも彼は一社員だ。
動画を視聴してくださった方から気安く空港内で声をかけられる機会も多々ある。
その辺りの対応が難しい。
あいにく私も早番での出勤日だったので、彼を自宅で迎えられなかった。
帰宅した際、彼は寝室で休んでいた。
日が沈んだ頃に起き出した彼と用意していた夕食を食べた。
久し振りにふたりで食卓を囲み、離れていた時間のお互いの過ごし方などについて話していた。
ひととおり話し終えた後、琉生さんに瑛斗への連絡について尋ねられた。
瑛斗からはあの日以来連絡はない。
「瑛斗は納得していないみたいだった。私たちが相続のために結婚したんじゃないかって疑っていて」
詳細を伝えたところ、彼の表情がどんどん険しくなっていく。
さすがに私を騙した云々は口にできなかった。
「ごめんなさい、迷惑をかけてばかりで」
「蕗が謝る必要はない。とりあえず偽装結婚じゃないと彼に示すべきだな。後は相続財産に当然ながら俺は一切関知しない旨を書面にしようか……俺自身について調べられるのは構わないし」
琉生さんは眉根を寄せながら考えを口にする。
「周囲に俺たちの仲を広く認知してもらったほうがいいんだろうが、私的な事柄を広報動画のように、大々的に発表するわけにいかないからな」
「うん……琉生さんのファンというか、応援してくださる方々のこともあるし」
広く顔を知られているとはいえ、あくまでも彼は一社員だ。
動画を視聴してくださった方から気安く空港内で声をかけられる機会も多々ある。
その辺りの対応が難しい。