響け!非日常のブリランテ
マーガレットの問いにレオンハルトは口元だけ笑みを浮かべる。

「記憶を思い返したんだ。リズを見るあの二人のスタッフの目は、どこか怯えているようだった。そして、シュピーゲルのことを頑なに否定する様子を見て悟ったよ。リズを閉じ込めなくてはならない理由が二人にはある。でも、あの二人はこの事件の立案者ではない」

「立案者ってもしかしてエリアスさんですか?」

カナタの問いにレオンハルトは口を閉ざした。そうあってほしいと何故か思ってしまう。レオンハルトは背を向けた。

「そこまではまだわからない。ただ今は、できることをやろう」

カナタとマーガレットは顔を見合わせ、互いに真剣な表情で頷いた。



同じ頃、殴り合い取っ組み合いの喧嘩を始めようとしていたアントーニョとオルハンは、突然鏡に現れた文字に喧嘩をするのを止めた。

「何だこれは……」

アントーニョが戸惑いの言葉を口にする。オルハンが文字を読み上げた。

「優秀な探偵事務所社員の二人へ。この鏡から出たいのならば、百問の問題に答えなさい」
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