年下課長の溺愛が私をほどいていく ~ジーンズの私を彼は一番欲しがった~
男性の部下が藤堂さんの元へ行き、段ボールを持つ。

それを見計らって、私は手を挙げた。

「こちらです。」

藤堂さんは、段ボールを持った部下を気にしながら、私の元へやってきた。

「席はここです。」

空いている課長席の椅子を引いた。

「……ここですか。」

「ええ。空いているのは、ここなので。」

藤堂さんは、息をゴクンと飲んだ。

無理もない。オフィスのど真ん中の席。

しかも、部長の真ん前。

課長職が初めての彼に、プレッシャーは半端ない。

「同じ課長をしています、木村です。宜しく。」

「宜しくお願いします。いろいろと教えて下さい。」

目が合った瞬間、その清楚な色気にふーんとなった。

さすがは営業部出身。

女性にモテる才能は、あらかじめ持っているのね。

「それにしても、企画部の課長職なんてよく引き受けましたね。」

彼は段ボールから、筆記用具を取り出した。
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