年下課長の溺愛が私をほどいていく ~ジーンズの私を彼は一番欲しがった~
「営業部以外の畑も、知りたかったので。」

そう言った彼の眼は、戸惑いなど微塵もなかった。

「あの、部長はどこに。」

「ああ……」

私は藤堂さんを、部長の元に連れて行った。

「部長。今日から課長になった藤堂さんが、いらっしゃいました。」

「待ってたよ。」

部長は椅子から立ち上がると、藤堂さんの前に立った。

「企画部へようこそ。さすがはイイ男だね。」

「いいえ。」

照れる様子もない。彼はきっと、言われ慣れているのだろう。

「君には2課を持って貰うよ。2課は、営業部とのやりとりが頻繁でね。営業部とのパイプ役ができる君には、適任だと思う。」

「ご期待に添えられるよう、頑張ります。」

部長は藤堂さんの肩を叩いた。

「木村、マニュアルできてる?」

「はい、一通りは。」

「じゃあ、それ見ながらサラっと説明するから、椅子持ってこっちに来て。」
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