身代わり花嫁は無愛想なエリート外科医(超甘党)からの極甘溺愛を刻まれる
「晩御飯とスイーツでも作ろうか!」

 佑太さん、きっとお腹を空かして戻って来るに違いない――そう感じた私は早速グレー色の大容量タイプな冷蔵庫を開けた。京子さんが入れてくれたのか、中には食材がしっかり詰まっている。

「野菜は根野菜も葉物もある。あ、お肉冷凍にしてあるのもあった……卵もあるし調味料もある」

 冷蔵庫の左隣には白いお米ストッカーがあるが、中身もちゃんと半分以上溜まっているのを確認できた。これだけあれば夕食分は十分だ。
 それに小麦粉や米粉、ココアパウダーなどのスイーツに使うものもある。

「よし、作っておこうかな。さっと食べられるものだと何がいいかな……う~ん、スープ系がいいかな」

 スープ料理と言えば私がよく作るものがある。白ネギと白菜、あとは鮭の切り身とキノコ、鶏肉を入れた味噌汁だ。このメニューは食べるとすぐに温かくなるし、ボリュームもあって美味しい。

「白出汁もあるし……あ、味噌はよく使ってる米麹のやつだ。これなら完璧に再現できる!」

 
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