極甘CEOと交際0日の仮初結婚 ~一途な彼の、初恋妻になりました~
2週間が過ぎた。千秋くんは相変わらず多忙にしている。帰宅時間もまちまちだけれど、夕食が不要な日は必ず連絡が来る。だから、連絡がない日は必ず食事を用意するようにしている。
一方、私も初出勤から2週間が経って、仕事にも随分慣れた。今日のおやつは、にんじんのマフィンとミルクプリン。そして、野菜が苦手な亜弥ちゃんは別メニュー。
その予定だったのだけれど、昨日、思い切って提案をした。
チン、とオーブンのベルが鳴った。渡辺さんが、ミトンをはめた手でオーブンの扉をあける。私は緊張しながら、出来上がりを見守った。
「――うん。綺麗に焼けた」
その言葉を聞いて、ほっとする。
「あとは、亜弥ちゃんが食べてくれるかだね」
「はい……」
私が固い表情で頷くと、渡辺さんにぽんと肩を叩かれた。
「そんなに深刻な顔をしないの。ダメだったら、そのときはそのとき」
亜弥ちゃん用に、別メニューはちゃんと用意してある。
「そうですね……!」
私が表情を緩めると、ステンレスのケーキクーラーを用意しながら、渡辺さんは続けた。
「でも、私は上手くいくんじゃないかと思うけどね」
大らかな笑顔でそう言われたら、やっぱりまた緊張してくる。
私は緊張をごまかすように、おやつを提供する際に使う紙のトレイや紙スプーンの用意を始めた。
そうして――おやつを振る舞う15時半がやってきた。
一方、私も初出勤から2週間が経って、仕事にも随分慣れた。今日のおやつは、にんじんのマフィンとミルクプリン。そして、野菜が苦手な亜弥ちゃんは別メニュー。
その予定だったのだけれど、昨日、思い切って提案をした。
チン、とオーブンのベルが鳴った。渡辺さんが、ミトンをはめた手でオーブンの扉をあける。私は緊張しながら、出来上がりを見守った。
「――うん。綺麗に焼けた」
その言葉を聞いて、ほっとする。
「あとは、亜弥ちゃんが食べてくれるかだね」
「はい……」
私が固い表情で頷くと、渡辺さんにぽんと肩を叩かれた。
「そんなに深刻な顔をしないの。ダメだったら、そのときはそのとき」
亜弥ちゃん用に、別メニューはちゃんと用意してある。
「そうですね……!」
私が表情を緩めると、ステンレスのケーキクーラーを用意しながら、渡辺さんは続けた。
「でも、私は上手くいくんじゃないかと思うけどね」
大らかな笑顔でそう言われたら、やっぱりまた緊張してくる。
私は緊張をごまかすように、おやつを提供する際に使う紙のトレイや紙スプーンの用意を始めた。
そうして――おやつを振る舞う15時半がやってきた。