ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?
花園さんの言葉に、男の子はしぶしぶと倒れている2人を担いだ。

す、すごい力だ……

少し驚いていると、男の子はそのままわたしと陽さんがいる方に向かってくる。

わたしと陽さんは慌てて邪魔にならないように、端による。

男の子は、2人を担いだまま軽々と走り去っていった。

その後ろ姿をぼんやりと見ていると、花園さんがほっとしたように言う。



「は〜、ようやく行ったよ〜!」

「だ、大丈夫なのか、咲桜さん!」

「大丈夫ですか、花園さん……?」



わたしも思わず、花園さんに声をかけてしまう。

あの力なら……当たらなかったとしても、掠っただけで怪我をしてしまいそうだっ。

当たったようには見えなかったけど……もしかしたらがあるかもしれない。



「あ〜、僕は大丈夫だよ〜! それより、君たちは何もされてないよね〜?」

「俺たちは大丈夫だ!」
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