箱入り令嬢ですが恋がしたいのです〜選ばれなかった御曹司に溺愛されて結婚します〜
目覚めた朝、ベッドには私ひとり。
いつのまにか眠ってしまったのか、そして当たり前のように柊也さんは部屋にはいなくて胸にぽっかり穴が空いた。
――どうしてだろう。私はもう奥さんなのに……。
もう正式な夫婦。でもそれ以上踏み込んでくれないものがある。そう感じるのは私だけなのだろうか。
柊也さんは私に……女としての魅力を感じていないのかもしれない。
私ばかりが嬉しい気持ちを膨らませて幸せで……柊也さんにとって本当にこれは望んだ結婚なのだろうかと。私への気持ちを疑うわけではないけれど、柊也さんが抱える寂しさや苦しみを私はまだまだ知らずにいる。
『俺はさ、佳乃の心の声をこぼせる存在になりたいからさ』
あの言葉は嬉しかった、そしてそう思う気持ちは私だって同じなのに……。
両親に愛されて、甘やかされて育った私。そんな私にはこぼせないのかな、そんな風に思う。
柊也さんが感じてきた孤独をわかってあげられないのかもしれない、そう思って心がチクリと痛んだ。
『なんでもこぼして?』
そう言ってくれたのに、私には聞く勇気が持てなくて……ひとり悶々と思う気持ちを抱えつつ結婚式の日を迎えることになった。
いつのまにか眠ってしまったのか、そして当たり前のように柊也さんは部屋にはいなくて胸にぽっかり穴が空いた。
――どうしてだろう。私はもう奥さんなのに……。
もう正式な夫婦。でもそれ以上踏み込んでくれないものがある。そう感じるのは私だけなのだろうか。
柊也さんは私に……女としての魅力を感じていないのかもしれない。
私ばかりが嬉しい気持ちを膨らませて幸せで……柊也さんにとって本当にこれは望んだ結婚なのだろうかと。私への気持ちを疑うわけではないけれど、柊也さんが抱える寂しさや苦しみを私はまだまだ知らずにいる。
『俺はさ、佳乃の心の声をこぼせる存在になりたいからさ』
あの言葉は嬉しかった、そしてそう思う気持ちは私だって同じなのに……。
両親に愛されて、甘やかされて育った私。そんな私にはこぼせないのかな、そんな風に思う。
柊也さんが感じてきた孤独をわかってあげられないのかもしれない、そう思って心がチクリと痛んだ。
『なんでもこぼして?』
そう言ってくれたのに、私には聞く勇気が持てなくて……ひとり悶々と思う気持ちを抱えつつ結婚式の日を迎えることになった。