傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
帰国は7年ぶりで、将来を期待されるエリートだ。
世界でもシェアを誇るあの超有名企業、ナトリホールディングスの御曹司――。
そう。
それが、あの名取くんなのだ。
先月偶然再会して帰国していることに驚いたけど、そういった事情で戻ってきたのかと、お父さんが由美さんたちに話しているのを聞いて思っていた。
今回招かれたパーティーは、ナトリホールディングス主催のもの。
パーティーには関連企業の社長とその家族も招かれていて、噂によると名取くんのお見合いも兼ねているのだとか。
そのため、将来のナトリホールディングス社長の妻にと、愛理さんは気合いが入っていた。
わたしは家族ではないし、当然家で留守番のつもりでいた。
それに名取くんと顔を合わせるわけにもいかないから、そもそもパーティーになんて行きたくもなかった。
――ところが。
「ねぇ、パパ!“家族”も招かれてるのなら、澪さんもいっしょでもいいんでしょ?」
愛理さんの突然の発言で、話が思っても寄らないほうへと傾いた。
「い…いえ、わたしは――」
「遠慮することないじゃない〜!澪さんだって、家族であることに変わりはないんだからっ」
世界でもシェアを誇るあの超有名企業、ナトリホールディングスの御曹司――。
そう。
それが、あの名取くんなのだ。
先月偶然再会して帰国していることに驚いたけど、そういった事情で戻ってきたのかと、お父さんが由美さんたちに話しているのを聞いて思っていた。
今回招かれたパーティーは、ナトリホールディングス主催のもの。
パーティーには関連企業の社長とその家族も招かれていて、噂によると名取くんのお見合いも兼ねているのだとか。
そのため、将来のナトリホールディングス社長の妻にと、愛理さんは気合いが入っていた。
わたしは家族ではないし、当然家で留守番のつもりでいた。
それに名取くんと顔を合わせるわけにもいかないから、そもそもパーティーになんて行きたくもなかった。
――ところが。
「ねぇ、パパ!“家族”も招かれてるのなら、澪さんもいっしょでもいいんでしょ?」
愛理さんの突然の発言で、話が思っても寄らないほうへと傾いた。
「い…いえ、わたしは――」
「遠慮することないじゃない〜!澪さんだって、家族であることに変わりはないんだからっ」