傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
携帯代も払えなくなって解約したから、名取くんとは一切連絡も取れないまま。
唇をきゅっと噛んでうつむくわたし。
そんなわたしの顔を名取くんが覗き込む。
「それに、あの夜のこともずっと後悔してたんだ。せっかく澪と再会できたのにって」
「あの夜…?」
ぎこちないわたしの問いに、名取くんはさらにぎゅっとわたしを腕の中に包みこむ。
「俺がたまたまタクシーで通りかかった、先月の橋の上でのことだよ」
核心を突く名取くんの言葉に、わたしは目を見開いた。
「やっぱりあのとき…気づいてたの?」
「正直に言うと、初めはわからなかった。偶然会うなんて想像もしてなかったし。でも懐かしい声と、面影のある横顔にまさかと思って、最後はこれで確信した」
そう言って、名取くんはわたしの首元に手を伸ばした。
そして、ネックレスの小さな星のトップをやさしくすくい上げる。
「タクシーに乗せるときに、これに気づいた。ずっと大事にしてくれていたんだな」
視線がネックレスに向けられ、わたしは名取くんから逃れると隠すように背を向けた。
未だに別れた彼氏からもらった誕生日プレゼントをつけているなんて知られて、恥ずかしさで顔を上げられなかった。
唇をきゅっと噛んでうつむくわたし。
そんなわたしの顔を名取くんが覗き込む。
「それに、あの夜のこともずっと後悔してたんだ。せっかく澪と再会できたのにって」
「あの夜…?」
ぎこちないわたしの問いに、名取くんはさらにぎゅっとわたしを腕の中に包みこむ。
「俺がたまたまタクシーで通りかかった、先月の橋の上でのことだよ」
核心を突く名取くんの言葉に、わたしは目を見開いた。
「やっぱりあのとき…気づいてたの?」
「正直に言うと、初めはわからなかった。偶然会うなんて想像もしてなかったし。でも懐かしい声と、面影のある横顔にまさかと思って、最後はこれで確信した」
そう言って、名取くんはわたしの首元に手を伸ばした。
そして、ネックレスの小さな星のトップをやさしくすくい上げる。
「タクシーに乗せるときに、これに気づいた。ずっと大事にしてくれていたんだな」
視線がネックレスに向けられ、わたしは名取くんから逃れると隠すように背を向けた。
未だに別れた彼氏からもらった誕生日プレゼントをつけているなんて知られて、恥ずかしさで顔を上げられなかった。