傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
わたしはきゅっと唇を噛みつつも、顔を上げると微笑んでみせた。
「はい、わたしのことはお構いなく。早く春のお花を植えたいので」
これでいいんだ。
悔しいけれど、名取くんのそばには泥だらけの格好のわたしよりも、おしゃれをしたかわいらしい愛理さんのほうが似合っているから。
パーティーは夕方まで続き、全員が帰られたのを見計らって、わたしは中へ入って後片付けをしていた。
ちょうどお父さんも帰ってきたのか、見送りに出ていた愛理さんと由美さんといっしょにリビングに入ってきた。
「愛理、誕生日パーティーはどうだった?」
「とっても楽しかったわ〜!見て!結弦さんから香水をもらったの!」
「そうか。それはよかったな」
お父さんはジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩める。
「でも、結弦さんすぐに帰っちゃったの」
「仕方ないじゃない、愛理。きっと急な用事が入っただけよ」
由美さんは落ち込む愛理さんを励ます。
てっきり最後までいたものとばかり思っていたけど、あのあとに帰ってしまったなんて知らなかった。
「それなら、結弦くんは忙しい中、わざわざ時間をつくって愛理に会いにきてくれたということだな。もしかして、愛理に気があるんじゃないか?」
「はい、わたしのことはお構いなく。早く春のお花を植えたいので」
これでいいんだ。
悔しいけれど、名取くんのそばには泥だらけの格好のわたしよりも、おしゃれをしたかわいらしい愛理さんのほうが似合っているから。
パーティーは夕方まで続き、全員が帰られたのを見計らって、わたしは中へ入って後片付けをしていた。
ちょうどお父さんも帰ってきたのか、見送りに出ていた愛理さんと由美さんといっしょにリビングに入ってきた。
「愛理、誕生日パーティーはどうだった?」
「とっても楽しかったわ〜!見て!結弦さんから香水をもらったの!」
「そうか。それはよかったな」
お父さんはジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩める。
「でも、結弦さんすぐに帰っちゃったの」
「仕方ないじゃない、愛理。きっと急な用事が入っただけよ」
由美さんは落ち込む愛理さんを励ます。
てっきり最後までいたものとばかり思っていたけど、あのあとに帰ってしまったなんて知らなかった。
「それなら、結弦くんは忙しい中、わざわざ時間をつくって愛理に会いにきてくれたということだな。もしかして、愛理に気があるんじゃないか?」