傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
次々と出てくる恐ろしいほどの札束の数に、さすがのお父さんもたじろいている。
「これで、この家で澪を縛るものはなにひとつないはずです。澪さんは名取家の一員として、生まれてくる子どもといっしょに僕と暮らしていきます。しかし、そこにあなたたちとの繋がりは一切ありません」
名取くんの話に、お父さんたちはごくりとつばを飲む。
「金額がご不満とあれば、望む額をご用意します。それで富士川家と一切の関係を切れるのであれば安いものです」
「か、関係を切るとは…!いくら結弦くんであっても、そんな勝手を許すわけにはいかない!澪は私の娘だ!」
「こういうときだけは、都合よく“娘”扱いですか。申し訳ございませんが、あなた方のことは調べさせていただきました。とても、澪さんを大事な娘として扱っているようには思えない」
名取くんは奥歯を噛みしめる。
「だからなんだというんだ…!まさか、週刊誌にでも売るつもりか!?」
「まさか。澪さんが傷つくようなことは絶対にしません。ただ、すでに僕の両親には報告済みです。こちらとしましては、仕事でも親族としてでもお付き合いするつもりはありません」
名取くんの毅然な態度と厳しい口調に、お父さんの顔はどんどん青ざめていく。
「これで、この家で澪を縛るものはなにひとつないはずです。澪さんは名取家の一員として、生まれてくる子どもといっしょに僕と暮らしていきます。しかし、そこにあなたたちとの繋がりは一切ありません」
名取くんの話に、お父さんたちはごくりとつばを飲む。
「金額がご不満とあれば、望む額をご用意します。それで富士川家と一切の関係を切れるのであれば安いものです」
「か、関係を切るとは…!いくら結弦くんであっても、そんな勝手を許すわけにはいかない!澪は私の娘だ!」
「こういうときだけは、都合よく“娘”扱いですか。申し訳ございませんが、あなた方のことは調べさせていただきました。とても、澪さんを大事な娘として扱っているようには思えない」
名取くんは奥歯を噛みしめる。
「だからなんだというんだ…!まさか、週刊誌にでも売るつもりか!?」
「まさか。澪さんが傷つくようなことは絶対にしません。ただ、すでに僕の両親には報告済みです。こちらとしましては、仕事でも親族としてでもお付き合いするつもりはありません」
名取くんの毅然な態度と厳しい口調に、お父さんの顔はどんどん青ざめていく。