冷徹CEOと、一夜から始まる溺愛契約

彼の手が、首筋をなぞる。鎖骨、肩、二の腕。ゆっくりと、確かめるように触れられる。

「……あっ」

身体に甘い刺激が走り、自然に声が漏れていた。

「可愛い声だ」

彼が、小さく笑う。笑顔を見たのは、初めてだった。こんなに、人を惹きつける笑顔を浮かべるんだ。

「湊さん……」

初めて、彼の名前を呼んだ。その瞬間、彼の表情が変わった。

「もう一度、呼んでくれ」

「湊さん」

「……っ」

彼が、私を強く抱きしめる。

そして耳元で、吐息混じりに囁いた。

「紗良。今夜だけは、お前を俺だけのものにさせてくれ」

その言葉に、心臓が激しく高鳴る。

「……はい」

答えた瞬間、世界が変わった。

彼が最後の下着を外し、私の全てを見つめる。

「隠さなくていい」

恥ずかしさで顔を覆おうとした手を、彼が包み込む。

そして、彼も服を脱いだ。引き締まった身体。無駄のない筋肉。

こんなに美しい身体を見たのは、初めてだった。

「触れていいか?」

「……はい」

彼の手が、私の太腿に触れた。熱を帯びた掌が肌に触れた瞬間、全身が粟立つ。ゆっくりと、内側へと滑っていく。

「……んっ」

敏感な場所に触れられて、身体が跳ねる。

「力を抜いて」

彼の声が、耳元で響いた。

指が、さらに奥へと進んでいく。熱を帯びた、優しく丁寧な愛撫。

「あっ……湊、さん……っ」

「いい子だ、紗良」

彼の指が、労わるように私の中を解していく。

痛みはどこにもなく、ただ甘やかな感覚だけが全身を満たしていった。

やがて、彼が身体を重ねてくる。そして――ゆっくりと、繋がった。
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