冷徹CEOと、一夜から始まる溺愛契約

「……っ!」

身体の奥に、彼が入ってくる感覚。

「大丈夫か? 痛くないか?」

「……はい」

「動くぞ」

彼が、ゆっくりと腰を動かし始める。

「あっ……あ……っ」

身体の奥から、甘い熱が広がってくる。

「紗良……」

「湊さん!」

名前を呼び合いながら、私たちは深く重なり合う。

耳元で響く、彼の低い喘ぎ声。重なり合う肌の温度。

彼が動くたび、深い森のような、あるいは夜の海を思わせる落ち着いた香りが私を包み込んだ。

窓の外には、無数の光。けれど、私には彼しか見えない。

「紗良、紗良……!」

彼は、私の名前を呼び続けた。

その声は、切なくて、愛しくて。二度と離したくないと叫んでいるようで。

「私を見つけてくれて、ありがとう」

言葉にならない想いが溢れ、視界が滲む。

今だけは、この腕の中で何もかもを忘れ、溶けてしまいたかった。

私は、必死に彼にしがみつく。

「湊さん……私……っ」

「いい。そのまま、俺に全部預けろ」

彼の動きが速くなり、身体の奥から何かが込み上げてくる。

「あっ、あ……!」

一瞬、視界が真っ白になった。身体中に、甘い痺れが走る。

「紗良……っ!」

彼も、私の内側で深く震えた。そして、力なく私に覆い被さった。
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