冷徹CEOと、一夜から始まる溺愛契約

「その時は、一番甘いやつを二人で食べよう。お前が昔、あの庭で笑っていた時よりもずっと、幸せな顔をさせてみせるから」

「……もう、十分すぎるくらい満たされてますよ」

私は湊の胸に顔を埋め、彼の落ち着く香りを深く吸い込んだ。

「ねえ、湊。いつか……私たちに子どもができたら、三人でこのいちごを育てたいな」

私を抱きしめる湊の腕に、ぐっと力がこもる。

「ああ、いいな。三人で、この庭で……いや、もしかしたら四人、五人になるかもしれない」

「もう、欲張りすぎです」

笑いながら、湊の胸を軽く叩く。

「だって、紗良との子どもなら、何人でも欲しいから」

彼との幸せな未来を思い描き、心の奥が温かくなった。
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