冷徹CEOと、一夜から始まる溺愛契約
彼の瞳に、射抜かれたように体がすくんだ。
「……完璧だ」
息を呑むような表情。
湊が、私の周りをゆっくりと歩く。彼の目が、首筋から肩、背中へと移動していくのが分かる。
心臓が激しく高鳴る。湊の視線が、私の肌を撫でていくような感覚。
「もう、そんなに見ないでください……恥ずかしい」
顔から火が出そうだ。
「恥ずかしがる必要はない」
湊が私の肩に手を置く。そして――彼の熱い指先が、露わになった私の背中をそっとなぞった。
「……っ」
喉の奥がせり上がるような高揚感。
湊の指先の熱が、肌に染み込んでくるようで。背筋を、電流が走り抜けていく。
彼にこんなふうに触れられただけで、息が止まりそうになるなんて。
「紗良は美しい。自分でもわかっているだろう」
そう言いながら、湊は私を鏡の前へと導く。
鏡に映る二人。湊が後ろから私を見つめている。
「ほら、自分でもよく見てみろ」